遠方でもOK!オンライン内見を取り入れて成約率をアップする方法

目次

オンライン内見とは?

オンライン内見とは、不動産会社のスタッフが実際に現地(物件)に訪問し、インターネットを使ってオンライン上で物件の映像を投影しながら、映像と声で物件の詳細情報や周辺環境を案内することです。

お部屋を探している皆さんはパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末とインターネットに接続できる環境があれば、実際に現地に行くことなく、自宅や会社、カフェなどでも物件の見学が可能になります。

オンライン内見のメリットやデメリットについても触れていますので、まだオンライン内見を取り入れていないが興味がある、大手におまかせではなく自社でオンライン内見システムを取り入れたい、など考えている方に最適な記事となっておりますので最後までご覧ください!

オンライン内見の流れ

オンライン内見をおこなうまでの流れは、実際に不動産会社を訪問して内見をしていただく場合とほぼ同じ。まずはお客様が不動産会社に問い合わせをし、事前予約をします。

1.顧客側が 内見を希望する物件を見つける

まず顧客が不動産情報サイトで内見したい物件をピックアップし、その物件情報を扱っている不動産会社に問い合わせする

2.オンライン内見ができることを伝える

この問い合わせ時に「オンライン内見できる」という選択肢があることを顧客に伝えます。

3.希望の日程や条件を聴取する

2と合わせてオンライン内見をおこなう希望の日時や、事前にその物件について知っておきたいことなど聴取し日程を調整します。重要視している物件の条件も聞いておくとよりスムーズです。

4.オンライン内見の注意点など伝え日程を確定する

メールや電話で、オンライン内見の日程調整をおこない日時が決め、不動産会社の担当者からオンライン内見の利用方法について連絡をしご理解いただき当日を迎えます。

5.不動産会社に指定された画面へアクセスする

オンライン内見の当日、時間になったら指定されたURLなどにアクセスしてもらい、内見がスタートします

内見は図面やインターネットサイトでは掴みきれないリアルな情報を収集する絶好の機会です。オンライン内見でもそれは同じ。
ドアや建具の動きに問題はないか、搬入を予定している家具・家電が入りそうか、コンセントの位置や数は十分か、など気になる箇所は時間をかけて見せて質問されたらすべて解決するつもりでご案内しましょう。

オンライン内見の需要

MMD研究上調査結果によると2020年4月以降に物件を探した1159人を対象に、物件を内見した方法を聞いた(複数回答)ところ、全体平均では「訪問内見」が53.0%、「オンライン内見」が37.9%となっていました。

 ※MMD研究所日本最大のモバイル専門調査機関

出典:MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」

オンライン内見経験者の430人に、「今後も物件を探す際にオンライン内見を利用するか」を聴取したところ、「実際に物件を内見するのとオンライン内見、どちらも利用すると思う」という“併用派”が52.3%と最も多い結果となりました。一方で、「オンライン内見だけで物件を探すと思う」が37.4%と、“オンライン内見派”も4割近くもいました。併用、単独合わせて89.7%が今後も利用すると支持しており、オンライン内見で効率よく住まい探しをしたい人が多くいることが分かりますね。

出典:MMD研究所「コロナ禍での物件・部屋探しに関する調査」

不動産会社側のオンライン内見のメリットとデメリット

オンライン内見のメリット3選

①時間とコストの節約

従来の内見よりも移動がなく、お客様と不動産会社の双方が、交通費や移動時間などを減らすことが可能で、不動産会社の営業効率アップにもなります。

また、ご夫婦や親子など、複数のお客様が別の場所からでも接続して内見が可能なため、スケジュールを合わせが非常にしやすくなり内見予約をする回数も大幅に減らすことができます。

②遠方でも気軽に内見できる

進学・就職で都市部への引っ越しなどの場合、長距離を移動せずにどこでも気軽に内見ができるため、お客様に非常に便利な上、意外と大変な待ち合わせ場所のすり合わせなどの作業を省くことができます。

③見込み客の増加がわかる

気軽に内見をいただける分、幅広いエリアから多数の集客が期待でき、見込み客増の効果を生みます。地域に根付いた不動産会社の場合オンライン内見が地元のPRのツールとしても使えます。

その他、非接触でコロナ禍向きである点もメリットですね。

オンライン内見のデメリット3選

①通信状況の影響を受けてしまうこともが良くないと、接客の質の低下にも場合も

物件現場の通信状況が良くない場合も想定する必要があります。

映像や音声が乱れる場合、在宅のお客様が原因の場合は少なく、現場の担当者の通信状況によることが大きいです。

対策としてビデオ通話を接続する場合は、現場の担当者はポケットwi-fiを準備することで安定した通信環境が得られますし、パケット通信費が高価になることも避けられます。

②「やはり直接見たい」お客様も

最初から従来の現場内見をご希望のお客様や、オンライン内見のあと、「やはり直接見たい」というお客様は一定数おられます。

この場合この物件を気に入っていて成約まであと少しの段階です。

柔軟に対応をおこなうことで、サービスの良さを感じて頂きましょう。

またオンラインのあと直接内見希望のお客様には、今後の参考に選んだ理由、選ばなかった理由をよくうかがっておくと良いです。

③振動や音、特に匂いなど大切な家選びの要素を確認できないことも

振動や周りの音などオンラインだと分かりにくい部分だからこそ窓を開けて外の状況説明だったり、近隣の情報も伝えられるだけ伝えましょう。お客様が実際に確かめられない分、しっかり声に出し説明することが重要です。

オンライン内見の不動産会社の成約事例

オンライン内見は、以下のようなちょっとした変化球な方法で成約率アップや、業務効率アップに貢献することができます。

A社 問い合せ段階で「オンライン可能」を伝えたら、来店率が上がった
B社 来店されたお客様に「オンライン内見」をその場でしていただく
C社 来店のお客様との内見で、遠方とオンライン接続する

メールなどでお問い合わせを受けている段階で、「このお部屋はオンライン内見もできます」という点を伝えるだけで、来店されるお客様の数も増えた事例があります。

これはお客様の心理的な問題で、物件がより身近に感じられるのでしょう。

また繁忙期に来店された方に、別の物件のオンライン内見もしていただくことで営業効率をあげていくことができます。

最近よくあるのが繁忙期に、学生用物件が集中しているエリアにオンライン内見専任のスタッフを配置しているという例も増えています。こうすると、いつでも予約後に管理会社に内見予約が取れれば直ぐにオンライン内見ができるので、いち早い対応ができます。

そして、現場のお客様は進学するお子様、遠方の方は地元の親御様という場合。成約のスピードアップとキャンセル予防に有効な方法で、現場内見中の入居者(学生)お客様とスタッフが、遠方の決裁者(親御様)決定権者とオンラインでつながるという方法があります。わざわざ家族で来なくてもいいというお客様側のメリットが大きい案件ですね。

このようにすれば、忙しくて行けない…という親御様はオンライン内見で少しでも安心できますし、オンラインではありますが物件の様子がわかった状態なので決成約定が早まり、あとのキャンセルも予防にもなるわけです。

オンライン内見で導入したいのが日程調整ツール

 

オンライン内見には、日程調整サービスと組み合わせて使うことによって、成約率と業務効率アップに相乗効果が見込めます。まず日程調整ツールとはなにかご紹介しましょう。

日程調整ツールとはスケジュール調整を簡略化するツールのこと

スケジュール調整と聞くと社内用語な印象もあるかもしれませんがBtoCの接客で予約フォーム作成のために使われる事も多くなりました。

日時確定にメールや電話を利用する必要がない

まず日程調整ツールではメールや電話で空き時間を顧客に連絡する必要が無いツールですのでこちらが空いている時間を自動的に日程調整ツールが抽出しお客様に選んでもらうというシステムです。

そもそも予定がお客様と合わない、合わせにくい、などのやり取りがなくなるのでこれだけでだいぶストレス削減、業務効率があがります。何度も何度も電話やメールのやりとり…すごく面倒ですよね。笑

日程調整ツールはこの機能だけで導入する価値はあるくらい便利なツールなのです。

このめんどくさい作業が…
日程調整ツールはこの作業を完全自動でできる

ZoomのURL自動で発行

オンライン内見といえば必ず必要なのがWebミーティングツールです。どこの不動産会社でもZoomを使っている場合が多く見受けられますがその際に面倒なのがZoomのURLを手動で発行することでしょう。

日程調整ツールを利用した場合ZoomのURLが日時確定と同時に自動で発行されるようにできるので面倒な手間がありません。

Webサイトに予約フォームを簡単に埋め込み

日程調整ツールは細かい設定が自分で作り込めるのが魅力の一つです。

すでにある自社のホームページに日程調整ツールの予約フォームを埋め込みできるので自社でシステム構築必要がありません。

予約のページを作るなんて本業じゃないしパソコン苦手だし…という方も操作がわかりやすく作られているのでこういった日程調整ツールを利用すればオンライン内見を気軽に取り入れることができます

予約フォームにあらかじめアンケート機能をつけ要望を事前に把握できる

日程調整サービスを使った予約システムにすると予約時に簡単なアンケートフォームや備考欄をカスタム作成できます。

実際にオンライン内見する前にあらかじめ利用者側がどんな物件を希望しているのか情報をわかった上で接客ができるのでお互いスムーズに本題に入り余計な時間もかかりません。

担当者の選択が日程調整ツール内で可能、自動的に担当の予約カレンダーに書き込み

担当する営業担当が複数いる場合は同じ予約フォームで利用者が担当を複数人の中から1人選択できるようにもできます。もちろん担当を選択せずにランダムに振り分けすることも可能です。

外部カレンダー連携機能(Google、Microsoft)もあるのであらかじめカレンダーを日程調整ツールと連携しておけば予約が確定した時点で自動的に担当者のカレンダーに予定が入ります。ZoomのURLも一緒にカレンダーに書き込まれるので人為的にURLを間違えてしまうミスもグッと少なくなります

まだWEBカレンダーを導入していない方はこちらも御覧ください。

オンライン内見以外の用途でも活用できる

コロナの影響で在宅ワークも増え社内の日程調整が大変だよね、ということで開発された側面もあるので一度導入すれば社内での活用、オンライン内見以外のオンライン相談など様々なシーンで活用できるのが日程調整ツールです。

まずは資料請求ができるので早速導入したい方はこちらから資料請求して詳しく見てみるとよいでしょう。

実際にオンライン相談などに日程調整ツールをどのように利用しているか詳しく紹介していますのでこちらの記事もぜひご覧ください。

オンライン内見を導入は日程調整ツールとセットで

オンライン内見のメリットやデメリット、成約率アップに活かすおすすめのツールなどをご紹介しました。

成約率と業務効率アップ実現に向けて、ぜひオンライン内見や日程調整のような便利なツールの導入を検討してみてくださいね(^^)/

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